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全ステとは?意味・使い方・メリット・注意点まで徹底解説!

全ステとは?意味・使い方・メリット・注意点まで徹底解説!

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「全ステ」という言葉をSNSで見かけて気になっている方も多いのではないでしょうか。
ライブや舞台、推し活の世界ではよく使われる用語ですが、実際どんな意味なのか、どんな人が「全ステ」するのか気になりますよね。

本記事では、全ステの意味・由来・メリット・デメリット・SNSでの使われ方・全ステしたい人のポイント・よくある誤解まで、初めての方でもわかりやすく徹底解説します。
これを読めば「全ステ」という言葉がスッキリ理解でき、推し活トレンドにもついていけます。

全ステとは?

全ステとは、「全ての公演ステージ(=全ステージ)に参加する」の略語です。
主にアイドル・アーティストのライブ、ミュージカル、舞台などのファンの間で使われる言葉で、
「今回のツアーは全ステした!」「〇〇担の友だち、全ステ勢らしい」といった形で日常的に使われています。

ポイントとしては、「ツアー全公演に参加」「舞台作品の全日程を観劇」「イベント・ライブの全回に参加」など、対象となる“すべての公演”に足を運ぶことを意味します。

全ステが生まれた背景

ライブや舞台では、回ごとに公演の内容が変わることがあります。
実際に変わりやすいものの例は、MC内容、アドリブシーン、曲順、日替わりコーナー、メンバーの気分やファンサなどがあげられます。

このように毎回異なる楽しみがあるため、「すべての変化を見届けたい」「メンバーの成長や公演ごとの差を味わいたい」「レアな演出を見逃したくない」といった熱量の高いファンの間で”全ステ”が定着していったのです。

全ステのメリット

● 公演ごとの違いを全て楽しめる

特に舞台やライブでは演出・アドリブ・MCなど、毎公演の違いを比較できるので、作品の魅力を最大限に味わえるという大きなメリットがあります。

● レア回(神回)に遭遇しやすい

サプライズMCや特別演出、最終公演での挨拶など、“その日だけ”の貴重なシーンに出会う確率が高まります。

● ファン仲間ができやすい

全ステ勢は会場で何度も顔を合わせるため、自然に知り合いが増えやすい傾向があります。

全ステのデメリット(注意点)

● チケット・遠征費が高額になりやすい

全ステには相応の経済的負担が伴います。チケット代・交通費・宿泊費・グッズ代等を含めると、数十万円以上になることも。

● 体力的な負担も大きい

連日の移動や公演参加により、疲れが溜まりやすくなります。

● 学業・仕事との調整が必要

遠征が重なると日常生活とのバランスが難しくなる場合もあります。全日程に参加となると、スケジュール管理も徹底する必要があります。

SNSでの「全ステ」の使われ方

SNSでは以下のように使われます。

  • 「今回のツアー全ステする!」
  • 「舞台の全ステ勢すごい…」
  • 「スケジュール的に全ステは無理だけど、できるだけ行きたい!」

“全ステ勢” = 全ステする人、という意味で使われることも多いです。

全ステする人の特徴

全ステ勢には次のような傾向があります。

  • 推しへの愛がとても強い
  • チケット運・情報力・行動力がある
  • 生活の中で推し活の優先度が高い
  • 旅や遠征が好き
  • 事前準備をしっかり行うタイプが多い

推しが生きがいであるだけでなく、予算やスケジュールの管理、チケットの確保や旅程など、自分自身で全てをオーガナイズできる計画性のある人が全ステ勢に向いていると言えます。

■ 全ステしたい人が押さえるべきポイント

① チケット戦略

全ステするには、まずは全公演のチケットを入手する必要があります。そのため、ファンクラブへの入会は必須で、先行申し込みをフル活用することでチケット獲得の確率を上げることができます。

人気の高いグループでは、チケットの倍率も必然的に高まります。そのため、FC登録時点で複数名義を準備するケースも少なくありません。

また、応募の口数は多ければ多いほど当選する確率も上がるので、同行者との連携が重要なカギとなります。一方で、同じ会場・日程に代表者と同行者を入れ替えて複数応募すると、重複応募とみなされ除外されてしまう可能性があるので、注意しましょう。

② スケジュール管理

全ステ遂行の要となるのが、スケジュール管理です。ツアー全体を見て、無理のない遠征プランを立てることが重要です。また、学業や仕事など、日常生活が破綻しては元も子もなくなってしまいます。必ず、休める日もスケジュールに含めて計画するようにしましょう。

③ 予算計画

チケット代+旅費は早めに計算し、費用の見通しを立てておくのがおすすめです。特に遠征時には、交通機関のマヒなど予想外の事態が発生することも考えられるので、想定よりもやや多めに予算を決めておくと安心です。

「全ステは迷惑?」よくある誤解

SNSでは「全ステは良くないの?」という声も見られますが、基本的には違法でも迷惑行為でもありません。

ただし、「不正転売でチケットを確保する」「座席交換などの迷惑行為」「他のファンにマウントを取る」などは厳禁です。あくまで自分の体力・予算・生活に無理のない範囲で楽しむことが大切です。

まとめ:全ステは“推しを全力で楽しむ”ための選択肢のひとつ

全ステは、推しの活動を全力で応援したいファンにとって、最高に充実した体験ができる楽しみ方のひとつです。そして、心から楽しむためには「自分の生活ペース」「経済的負担」「健康面」をよく考えながら計画することが大切です。

推し活は「自分も推しも幸せであること」が一番なので、無理なく、楽しく、心から満足できる形で公演を楽しんでください!