
ワイスピ視聴順は時系列がおすすめ!歴代作品のあらすじと見どころを解説
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ワイルドスピードを見る順番は時系列順がおすすめ!
『ワイルド・スピード』シリーズを観るなら、公開順よりも時系列順に視聴するのがおすすめです。なぜなら、シリーズは一部の作品が時系列と異なる順番で公開されているため、登場人物の関係性や過去の出来事を正しく理解するためには、時系列に沿って観る方が流れがつかみやすくなるからです。
具体的には、以下の順番になります。
①『ワイルド・スピード』②『ワイルド・スピードX2』③『ワイルド・スピード MAX』④『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』⑤『ワイルド・スピード MEGA MAX』⑥『EURO MISSION』⑦『SKY MISSION』⑧『ICE BREAK』⑨『スーパーコンボ』⑩『ジェットブレイク』⑪『ファイヤーブースト』。
この順で観れば、各キャラクターの成長やストーリーの進行が自然に理解でき、より深い感動を味わうことができます。
ワイルドスピード歴代シリーズ作品のあらすじ・見どころ
『ワイルド・スピード』シリーズは、ストリートレースから始まり、やがて世界を舞台にした壮大なアクションへと進化してきた人気シリーズです。初期はブライアンとドミニクの関係を中心に展開し、スリル満点のカーアクションと男たちの絆を描いてきました。
中盤以降は、犯罪組織との戦いや国家規模のミッションなど、スケールの大きなストーリーが展開され、ハリウッド随一のアクションシリーズへと成長。シリーズの核となる「ファミリー」の絆は、派手な演出だけでなく観る者の心を掴む大きな魅力となっています。
また、シリーズを重ねるごとに登場人物が増え、それぞれの成長や過去が丁寧に描かれるのも見どころの一つです。
ワイルド・スピード(2001年)

画像引用:FILMAGA
シリーズ第1作『ワイルド・スピード』は、ロサンゼルスのストリートレース界を舞台に、潜入捜査官ブライアン・オコナーが、カリスマレーサーであるドミニク・トレットと出会い、信頼関係を築いていく物語です。表向きは違法レース、裏ではハイジャック事件が絡む中で、ブライアンは次第に仲間との絆に心を動かされ、警察としての使命と友情の間で揺れ動きます。
本作では、実際のチューニングカーを使ったレースシーンや市街地でのカーアクションが魅力で、2000年代初頭のストリートカルチャーも色濃く反映されています。シリーズの原点であり、後の“ファミリー”の始まりが描かれる重要な一作です。
ワイルド・スピードX2(2003年)

画像引用:FILMAGA
続編となる『ワイルド・スピードX2』では、ドミニク不在の中、ブライアン・オコナーが再び主人公として登場します。マイアミを舞台に、今度は犯罪組織のボスを捕らえるための潜入捜査に協力。元走り仲間のローマン・ピアースとタッグを組み、車の腕を武器に危険なミッションに挑みます。
前作に引き続きスピード感あふれるカーアクションが展開されるほか、ブライアンとローマンの軽快な掛け合いが加わり、シリーズの新たな方向性が感じられる作品となっています。ブライアンの過去や性格が深堀される点も魅力で、彼の“人間らしさ”に触れられる一作です。アクションと人間ドラマが絶妙に融合した、シリーズを語る上で欠かせない作品です。
ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT(2006年)

画像引用:FILMAGA
シリーズ第3作『ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT』は、これまでのキャラクターとは異なる新主人公ショーンを迎え、日本・東京を舞台に展開されます。アメリカで問題を起こしたショーンが、父親のもとで更生を図るために東京へ移住。そこでストリートレースの一種である“ドリフト走行”に魅了され、仲間と共に日本のアンダーグラウンドレース界に足を踏み入れます。
本作では実際の東京や渋谷の街並みが登場し、日本文化との融合も話題となりました。特にレース技術において「ドリフト」を主題にした点がユニークで、カーアクションに新たな可能性を示した作品です。後の作品で重要人物となるハンが初登場する点でも、シリーズの中で重要な位置を占めています。
ワイルド・スピード MAX(2009年)

画像引用:FILMAGA
『ワイルド・スピード MAX』は、シリーズ第4作にして、主要キャラクターであるドミニクとブライアンが本格的に再共演を果たす作品です。物語は、レティの死をきっかけにドミニクが再び表舞台に現れ、ブライアンはFBI捜査官として犯罪組織を追う中で再び彼と道を交えます。2人は互いに信頼を取り戻しながらも、復讐と正義の狭間で葛藤する姿が描かれます。
今作からシリーズのトーンが大きく変化し、ストリートレースだけでなく、潜入捜査、銃撃戦、そして国際的な犯罪組織との対決が物語の中心となります。ドミニクとブライアンの「絆」に重きが置かれ、後の「ファミリー」路線へとつながる重要な分岐点です。アクションのスケールも一気に拡大し、シリーズの“第二章”とも言える転換作です。
ワイルド・スピード MEGA MAX(2011年)

画像引用:FILMAGA
『ワイルド・スピード MEGA MAX』では、シリーズ初期のストリート色から完全に脱却し、チームによる大規模ミッションを描く“クライム・アクション”へと進化します。ブラジル・リオデジャネイロを舞台に、ドミニク、ブライアン、ミア、ローマン、テズ、ハンらが再集結。汚職警察や麻薬王を相手に、100億円超の大金を奪う壮大な計画を立てます。
今作からドウェイン・ジョンソン演じるルーク・ホブスが登場し、ドムたちを追う強敵として存在感を発揮。巨大な金庫を街中で引きずるラストのカーチェイスは、シリーズ屈指の名シーンとして知られています。アクション、ユーモア、絆が絶妙に組み合わさり、シリーズ人気を世界的に確立したエンタメ大作です。
ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年)

画像引用:FILMAGA
『EURO MISSION』では、ファミリーが法の枠を超えてチームとして本格的に活動を開始します。今作の舞台はロンドンを中心としたヨーロッパ各地。ホブスの依頼を受けたドミニクたちは、国際的な犯罪組織を追うため再びチームを結成します。衝撃の展開として、死んだはずのレティが敵の一員として登場し、ドミニクとの再会が物語の中心に据えられます。アクションはさらにスケールアップし、戦車との公道バトルや飛行機と並走するカーチェイスなど、予想を超える展開が連続。
また、敵リーダーであるショウの冷酷な知能戦も見どころで、ドミニクたちとの対決に緊張感が走ります。レティの記憶喪失や再び深まる「ファミリー」の絆が、物語に厚みを与えています。
ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年)

画像引用:FILMAGA
『SKY MISSION』は、ファンの間でも特別な意味を持つシリーズ第7作です。前作で倒した敵・オーウェン・ショウの兄、デッカード・ショウが復讐に現れ、ドミニクたちは仲間を守るため、新たな任務へと乗り出します。今回の舞台はアゼルバイジャン、アブダビ、ロサンゼルスなど国際的に展開。車で空から落下する“空輸ドロップ作戦”や、超高層ビルをジャンプするシーンなど、常識を超えたアクションが満載です。
また、ブライアン役のポール・ウォーカーが撮影中に亡くなったことから、CG技術と実兄の協力で彼の出演シーンが完成され、物語内でも美しく見送られます。「ファミリー」というテーマが一層胸に響く感動作であり、シリーズ随一の完成度を誇る作品として高い評価を得ています。
ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年)

画像引用:FILMAGA
『ICE BREAK』では、リーダーのドミニクがまさかの“裏切り”を見せ、チームが大きく揺らぐ衝撃的な展開が描かれます。ドムは謎の女性サイファーに脅され、仲間を敵に回すことに。彼の行動の真意と、ファミリーの結束が試される一作です。物語はキューバ、ベルリン、ニューヨーク、そして氷上のロシアとスケールを拡大し、潜水艦とのカーチェイスというシリーズ屈指の“ありえない”アクションが展開されます。
登場人物もさらに広がり、敵だったデッカード・ショウとホブスが共闘する姿も大きな見どころ。ドムとレティの夫婦関係や、新たな命の誕生など、ドラマ面でも見逃せません。裏切りと絆の物語がアクションと共に描かれる、重厚かつ爽快な一作です。
【スピンオフ】ワイルド・スピード/スーパーコンボ(2019年)

画像引用:FILMAGA
スピンオフ作品『スーパーコンボ』は、シリーズ本編とは異なる独立した物語で、ルーク・ホブスとデッカード・ショウの凸凹コンビが主役を務めます。世界を脅かすウイルス兵器を巡って、遺伝子改造を受けた敵ブリクストンと対決。舞台はロンドンからウクライナ、そしてホブスの故郷であるサモアへと広がり、シリーズとは一味違う“肉弾戦重視”のアクションが展開されます。ホブスの家族との再会や、ショウの妹ハッティの登場など、キャラクターの過去に迫る描写もあり、ドラマ性も豊かです。
特にホブスとショウの絶え間ない口論と連携プレーが、ユーモアと爽快感を生み、アクションコメディとしても楽しめる内容になっています。シリーズの新たな可能性を提示した挑戦的な一作です。
ワイルド・スピード/ジェットブレイク(2021年)

画像引用:FILMAGA
『ジェットブレイク』はシリーズ第9作にあたり、これまで語られてこなかったドミニクの過去に迫る重要なエピソードが描かれます。平穏な日々を送っていたドミニクとレティの元に、新たな危機が迫り、ドミニクの実の弟ジェイコブ・トレットが敵として登場。弟との確執や家族の過去が明かされ、物語により深い人間ドラマが加わります。舞台はロンドン、トビリシ、東京、そして宇宙にまで及び、ついに“車で宇宙へ行く”という驚きの展開が話題に。
ハンの復活や、東京ドリフト組の再登場も大きな注目ポイントで、シリーズの過去と現在が結びつくファン歓喜の要素が詰め込まれています。ド派手なアクションと共に、ファミリーの絆や贖罪のテーマが色濃く描かれた作品です。
ワイルド・スピード/ファイヤーブースト(2023年)

画像引用:FILMAGA
『ファイヤーブースト』は、シリーズ完結に向けた“ファイナル章”の第1部として公開された最新作です。過去作『MEGA MAX』での金庫襲撃事件をきっかけに、敵となったダンテ・レイエスが復讐のためドミニクのファミリーを狙い始めます。物語はローマ、リオ、ロンドン、ポルトガルなどを舞台にし、ドムたちが次々と窮地に追い込まれていく展開が続きます。ダンテはこれまでにない狂気と知略を併せ持つヴィランとして描かれ、彼の予測不能な行動がシリーズの緊張感を一気に高めています。
また、ハン、ローマン、テズ、レティといったおなじみのメンバーに加え、新キャラクターも多数登場。壮大なスケールと衝撃のラストで、続編となる完結編への期待を高める1作となっています。
まとめ
『ワイルド・スピード』シリーズは、ストリートレースの熱狂から始まり、やがて世界規模のミッションを描くアクション超大作へと進化してきました。スピード感あふれるカーアクションはもちろん、「ファミリー」の絆をテーマにした人間ドラマが、シリーズを通して一貫して描かれています。
各作品は独立しても楽しめますが、シリーズを通して観ることで、登場人物の関係性や物語の背景をより深く理解でき、感動や興奮が何倍にも広がります。アクション好きはもちろん、絆を描いた物語を楽しみたい方にも、心からおすすめできるシリーズで、完結に向け、今後の展開にもますます注目ですね。