
レイブンクロー生の特徴!個性派揃いでいじめられる?有名な生徒も紹介
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レイブンクローとは?

画像引用:ハリー・ポッター公式X
レイブンクローは、ホグワーツ魔法魔術学校にある4つの寮のひとつで、知性・知識・知恵を大切にする生徒たちが集まる場所です。
寮のシンボルはワシ、テーマカラーは青と青銅。空の要素と深く関係しているとされ、どこか自由でひらめきに満ちた雰囲気があります。
1990年代の寮監は、小柄で優秀な魔法使いとして知られるフィリウス・フリットウィック先生。また、寮にゆかりのあるゴーストは「灰色のレディ」と呼ばれ、実は創設者ロウェナ・レイブンクローの娘です。
レイブンクローの談話室と寄宿舎は、ホグワーツ城の西側にある高い塔の中にあり、出入りするには合言葉ではなく“なぞなぞ”に答える必要があります。誰でも正解すれば中に入れるという、ユニークな仕組みです。
レイブンクロー生の性格
落ち着きと思いやりがある
レイブンクローに所属する生徒たちは、知的であることに誇りを持っていますが、それをひけらかすようなことはありません。むしろ、落ち着いていて思いやりのある性格の人が多いのも特徴です。
たとえば、レイブンクローの寮監であるフィリウス・フリットウィック先生は、小柄でおだやかな性格の人気教師。難しい魔法もわかりやすく教えてくれるため、生徒たちからとても慕われています。
また、個性的で不思議な雰囲気を持つルーナ・ラブグッドもレイブンクローの一員。彼女はハリーが困っているときに、何度も手を差し伸べ、支えてきました。
やさしさといえばハッフルパフを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、実はレイブンクローにも、心あたたかな人がたくさんいるのです。
知的好奇心が旺盛な個人主義
レイブンクロー寮の創設者であるロウェナ・レイブンクローは、知恵と機知を何よりも大切にしていました。
その思いは今も受け継がれており、レイブンクロー生は知的好奇心がとても旺盛で、新しいことを知るのが大好き。勉強や研究に意欲的な生徒が多く、魔法界で有名な発明家や革新者の中にも、レイブンクロー出身者がたくさんいます。
こうした探求心の強さは、学問的な成功や成績への誇りにもつながっていますが、一方で、少し個人主義な面も見られます。他のグリフィンドールやハッフルパフ、スリザリンが仲間同士の団結を重視するのに対し、レイブンクローは知識のための競争が自然に起こることもあるのです。
つまり、レイブンクローは「学ぶこと」が生きがいのような生徒たちが集まる寮。お互いに刺激を与え合いながら、知識を深めていくことを楽しんでいるのです。
自分のスタイルを大切にする
レイブンクローには、頭の良いだけでなく、発想がユニークな生徒もたくさんいます。学者のように知識を深めるタイプもいれば、アーティストのように感性を活かして表現するタイプもいるなど、いわゆる“芸術家肌”の生徒が多いのも特徴です。
たとえば、ルーナ・ラブグッドは奇抜なファッションや手作りのアクセサリーを楽しむなど、自分のスタイルを大切にしています。まわりとちがっていても、自分の考えや感覚を堂々と表現できるところが、彼女の魅力です。
また、占い学を教えるシビル・トレローニー先生も、レイブンクロー出身の“芸術肌”のひとり。少し風変わりな雰囲気で、いつも当たるわけではない占いをしますが、深いトランス状態になると、驚くほど正確な予言をすることもあります。
このように、レイブンクローには、知識だけでなく「自分らしい発想」や「感性」を大切にする生徒が多いのです。
周りに流されないマイペース
レイブンクローには、ホグワーツの中でもとくに個性的でマイペースな生徒が多いと言われています。
大きな発見や新しいアイデアを生み出すには、自分の興味に深くのめり込むことが大切。そのため、周囲に流されず、自分のペースで物事を進める力が自然と身についているのかもしれません。
たとえば、ギルデロイ・ロックハートは見た目も話し方も華やかで人気者でしたが、実は他人の手柄を自分のものにするために「忘却術(おぼえさせない魔法)」を使っていました。その結果、忘却術だけが得意になりすぎて、他の魔法はまったくうまく使えなくなるという、なんともマイペースな一面を見せています。
このように、レイブンクローの生徒たちは一風変わった魅力を持ちつつ、自分の道をしっかり歩んでいるのです。
困っている人は放っておけない一匹狼
レイブンクローの生徒たちは、学者肌や芸術家肌の人が多く、自分の世界を大切にする「一匹狼タイプ」が多いと言われています。でも、それは冷たいというわけではなく、まわりをまったく気にしないわけではありません。むしろ、誰かが本当に困っているときには、しっかり手を差し伸べるやさしさを持っています。
たとえば、ルーナ・ラブグッドは自分の考えをしっかり持ちつつも、ハリーやダンブルドア軍団の仲間たちを何度も支えてきました。マイペースだけど、人のために動けるところが、彼女の大きな魅力です。
また、女子トイレに住み着いているゴーストのマートルも、ひとりでいることが多い存在ですが、ハリーたちのピンチに役立つ情報をくれるなど、陰ながら助けてくれる存在です。
レイブンクロー生は、静かに見えて実は思いやりにあふれた人たちなのです。
レイブンクロー生はなぜいじめられる?
レイブンクローの生徒たちは、頭が良くてひらめきにあふれている人が多いことで知られています。ただそのぶん、ちょっと変わっていると思われることもあり、中にはまわりと打ち解けるのが難しい生徒もいます。
たとえば、独特な感性を持つルーナ・ラブグッドや、女子トイレのゴーストとして知られる嘆きのマートル、そしてかつて「闇の魔術に対する防衛術」を教えていたクィリナス・クィレルなどは、在学中に同じ寮の生徒からもいじめを受けていたと言われています。
また、チョウ・チャンの友人だったマリエッタ・エッジコムは、ハリーたちが結成したダンブルドア軍団の存在を先生に密告したことで、物語の中でも波紋を呼びました。
レイブンクロー生は頭がよく、誇り高い性格の人が多いですが、その一方で自分の基準に合わない人に対して冷たくなることもあるようです。
また、他の寮と比べて団結力はあまり強くないと言われており、「ホグワーツの戦い」の際には、レイブンクロー生の一部が戦いを避けて避難したという記録も残っています。
個人主義の一面が、こうした行動につながることもあるのかもしれません。
レイブンクロー生のプロフィール
ホグワーツ魔法魔術学校では、成績優秀な生徒の多くがレイブンクロー寮に所属していると言われています。それだけ、学問に対する熱意や知識への探求心が強い生徒が多いということです。
さらに、レイブンクローの魅力は頭の良さだけではありません。独創的でユニークな性格の持ち主が多く、個性豊かな人物がそろっているのも特徴です。
ここでは、そんなレイブンクローを代表する有名な生徒を5人、ご紹介します。
ルーナ・ラブグッド

画像引用:ハリー・ポッター公式X
名前:ルーナ・ラブグット(別名ルーニー・ラブグッド)
生年月日:1981年2月13日
守護霊:野ウサギ
ルーナ・ラブグッドは、ハリー・ポッターより1年下の学年にいる生徒で、実際にはいない魔法の生き物を信じるなど、ちょっと変わった言動で知られています。
個性的なためにいじめを受けることもありましたが、本人はあまり気にせず、マイペースに学校生活を送っていました。
ただし、ルーナは一人でいるのが好きというわけではありません。実際には、ハリーが率いるダンブルドア軍団に参加してから、ハリーたちとの友情を深めていきました。
ルーナは、ハリーにとって大切な存在の一人でもあります。大切な人を失って悲しむハリーを慰めたり、ハリーが守護霊を呼び出せるように励ましたりと、心強い支えになっていました。
チョウ・チャン

画像引用:ハリー・ポッター公式X
名前:チョウ・チャン
生年月日:1979年?月?日
守護霊:白鳥
チョウ・チャンはハリー・ポッターより1学年上で、レイブンクロー寮のクィディッチチームで、チームに一人しかいない金のスニッチを捕らえることを目的としたシーカーという重要なポジションを務める魔法使いです。
物語の中で、クィディッチの試合を通じてハリーと出会い、一時的に恋人同士になりました。チョウはホグワーツでも美人として知られていて、ハリーとの恋愛以外にもいくつかのロマンスを経験しています。
また、友人のマリエッタ・エッジコムがダンブルドア軍団を密告したときには、ハリーが非難するのを見て、友人をかばうなど、友情を大切にする一面も見せました。
マートル・エリザベス・ウォーレン

画像引用:ハリー・ポッター公式X
名前:マートル・エリザベス・ワレン(別名 嘆きのマートル)
生年月日:1929年?月?日、1943年6月13日死去
マートル・エリザベス・ウォーレンは、1940年代にホグワーツに通っていた魔女です。学校の女子トイレで亡くなった後、ゴーストとなり「嘆きのマートル」と呼ばれるようになりました。
生前はいじめを受けていたため、ゴーストになってからもいじめていた相手に付きまとうような、少し執念深い性格があります。
しかしその一方で、三大魔法学校対抗試合のときにはハリー・ポッターに大切なヒントを教えたり、泣いているドラコ・マルフォイを慰めたりと、優しい一面も持っています。
フィリウス・フリットウィック

画像引用:ハリー・ポッター公式X
名前:フィリウス・フリットウィック
生年月日:10月17日
フィリウス・フリットウィックはレイブンクロー出身で、現在はレイブンクロー寮の寮監と呪文学の教授を務めています。
小柄な体格で、小鬼の血を引いているため、授業中は本の山にちょこんと立って教える姿が特徴的です。
彼の呪文学の授業はわかりやすいと評判で、生徒たちの相談にも親身に応じる優しい寮監として知られています。
若いころは決闘のチャンピオンだった経験もあり、ホグワーツの戦いでは多くの死喰い人を倒すという意外な強さも持っています。
ギャリック

画像引用:ハリー・ポッター公式X
名前:ギャリック・オリバンダー
生年月日:1919年以前の9月25日
ギャリック・オリバンダーは、ダイアゴン横丁でオリバンダーの店を経営している魔法使いです。オリバンダー家は代々、杖作りで有名な名家で、ギャリックもその腕前でよく知られています。
彼は杖について深い知識を持ち、“人が杖を選ぶのではなく、杖が人を選ぶ”という考え方を広めました。この独特で柔軟な発想は、まさにレイブンクロー生らしいものです。
さらに、ギャリックは店にある杖をすべて記憶しており、ハリー・ポッターの杖がヴォルデモートの杖と特別な関係にあることも正確に覚えていました。
まとめ
レイブンクローは、知恵と機知を大切にする寮で、勉強熱心で個性的な生徒が多いのが特徴です。
ルーナ・ラブグッドやフィリウス・フリットウィックのように、人にやさしく接しながらも、独自のアイデアや発想で活躍する人がたくさんいます。学問や芸術の分野で高く評価されることも多いです。
彼らは一匹狼のような自由な性格ですが、困っている仲間にはしっかり手を差し伸べる優しさも持っています。
時にはいじめに遭うこともありますが、それを乗り越える強さや温かさも備えているのが、レイブンクロー生の魅力です。