チケットサークルメディア
アニメ『ワンピース』歴代主題歌完全ガイド!OP・ED・劇場版を全て網羅

アニメ『ワンピース』歴代主題歌完全ガイド!OP・ED・劇場版を全て網羅

公開日

更新日

アニメ『ワンピース』の歴代主題歌|OP編

ここでは、アニメ『ワンピース』の歴代主題歌のOPを紹介します。

「ウィーアー!」きただにひろし

画像引用:ONE PIECE.com

1999年10月20日放送の第1話から、2000年11月8日放送の第47話まで使われていた、アニメ『ONE PIECE』の初代OPテーマ「ウィーアー!」。歌っているのは、力強い歌声が魅力のきただにひろしです。

この曲は、『ONE PIECE』を象徴する代表的な主題歌として知られ、アニメファンの間では非常に馴染みのある一曲。後に、各キャラクターの声優陣や人気グループ・東方神起などもカバーしており、作品を超えて広く親しまれています。

カラオケランキングでは常に上位に入り、国内外問わず多くの人に愛されている名曲です。今なお色あせることなく、世界中のファンにとって“ワンピースといえばこの曲”といえる存在です。

「Believe」Folder5

画像引用:ONE PIECE.com

2000年11月22日放送の第48話から、2002年6月16日放送の第115話まで使用されたOPテーマ「Believe」は、アップテンポで気分が上がるファン人気の高い一曲です。

歌っているのは、当時アイドルグループとして活動していたFolder5。このグループは、後にソロアーティストとして活躍する三浦大知が在籍していたFolderの女子メンバー5人で結成されており、現在は女優として活躍中の満島ひかりもメンバーの一人でした。

「Believe」は、実はユーロビート楽曲「Dreamin' Of You(Lolita)」をカバーしたもので、ノリのいいリズムとキャッチーなメロディが魅力。近年では“踊ってみた”動画などでパラパラ音源としても再注目されており、今なお多くの人に愛されている楽曲です。

「ヒカリへ」ザ・ベイビースターズ

画像引用:ONE PIECE.com

2002年6月23日放送の第116話から、2003年10月12日放送の第168話まで使用されたOPテーマ「ヒカリへ」は、ロックバンドのザ・ベイビースターズのメジャーデビュー曲です。

爽やかなメロディと疾走感あふれるサウンド、そして“海をゆく冒険者たち”を思わせる前向きな歌詞が魅力で、聴いているだけで胸が高鳴るような一曲。アニメ映像では、イントロにゴール・D・ロジャーの語りが挿入されており、印象に残っているファンも多いのではないでしょうか。

ザ・ベイビースターズは当初4人組で活動していましたが、メンバーの脱退により2006年からは田中明仁と高橋りきやの2人体制に。2014年以降はライブ活動を行っておらず、現在は事実上活動休止となっています。

「BON VOYAGE!」Bon-Bon Blanco

画像引用:ONE PIECE.com

2003年10月19日放送の第169話から、2004年10月10日放送の第206話まで使用されたOPテーマ「BON VOYAGE!」は、4人組ガールズバンド「Bon-Bon Blanco」が歌う、明るくテンポの良い人気曲です。オリコンウィークリーチャートでは初登場8位を記録し、多くのファンに支持されました。

リズミカルなメロディに乗せて歌われる歌詞は、過去を乗り越え、自分の信念を胸にひとつの船に乗り込んだ麦わらの一味の姿と重なり、心にグッと響く内容となっています。

アニメの映像では、ルフィの語りから始まり、バカンスを楽しむ仲間たちの姿が描かれ、観るだけでワクワクするような冒険のはじまりを感じさせてくれる一曲です。

「ココロのちず」BOYSTYLE

画像引用:ONE PIECE.com

2004年10月31日放送の第207話から、2006年4月30日放送の第263話まで使用されたOPテーマ「ココロのちず」は、近畿地方出身の4人組女性アイドルグループ・BOYSTYLEが歌っています。

この曲は、仲間との絆をテーマにした歌詞が印象的で、デービーバックファイト編やウォーターセブン編といったストーリーと重なり、視聴者の心に強く残る名曲。

とくに現在20代前後のファンにとっては、子ども時代の思い出とともに深く刻まれているのではないでしょうか。

ちなみに、BOYSTYLEのメンバーたちはアニメ第209話に“美女軍団”役でゲスト出演しているという裏話も。グループは2005年に元おはガール・川田由起奈の脱退後、活動が徐々に減少し、2007年7月に解散が発表されました。

「BRAND NEW WORLD」D-51

画像引用:ONE PIECE.com

2006年5月21日放送の第264話から、2006年9月24日放送の第278話まで使用されたOPテーマ「Brand New World」は、男性ボーカルユニット・D-51が歌う、エネルギッシュで冒険心あふれる楽曲です。

D-51は、2005年にドラマ『ごくせん』の主題歌として大ヒットした「NO MORE CRY」で一躍有名になり、同年には映画『ALWAYS 三丁目の夕日』の主題歌も担当するなど、当時注目を集めていた実力派ユニットです。

「Brand New World」は、疾走感のあるメロディに、ルフィたちの冒険と重なるような前向きな歌詞がのせられていて、聴いているだけで胸が高鳴るような一曲。デュエット形式の構成も魅力で、カラオケで歌えば盛り上がること間違いなしです。

『ONE PIECE』の世界観にぴったりの主題歌として、今もなお多くのファンに愛されています。

「ウィーアー!~7人の麦わら海賊団編~」7人の麦わら海賊団

画像引用:ONE PIECE.com

2006年10月1日放送の第279話から10月29日放送の第283話まで使用されたOPテーマは、なんと『ONE PIECE』の初代OP「ウィーアー!」のカバー。しかも歌っているのは、ルフィたち麦わらの一味の声を担当する声優陣ということで、大きな話題を呼びました。

ルフィ(声:田中真弓)をはじめ、ゾロ、ナミ、ウソップ、サンジ、チョッパー、ロビンの計7人のキャストが歌うこのバージョンは、これまでで唯一の“キャラクターソングによるOPテーマ”としても知られています。

それぞれのキャラクターらしさがにじむ表現力と、声優陣の歌のうまさに驚かされる一曲。聴いているだけで自然と笑顔になれる、ファンにとっては特別感のある楽しい主題歌です。

「Crazy Rainbow」タッキー&翼

画像引用:ONE PIECE.com

2006年11月5日放送の第284話から、2007年9月23日放送の第325話まで使用されたOPテーマ「Crazy Rainbow」は、男性アイドルユニット・タッキー&翼が歌う、爽やかで心地よい一曲です。

今井翼と滝沢秀明によるこのユニットは、当時絶大な人気を誇っており、この楽曲でもその魅力が存分に発揮されています。サビの「Crazy Crazy Rainbow star〜♪」というフレーズは耳馴染みがよく、つい口ずさんでしまうようなキャッチーさが特徴です。

心地よい風が吹く海辺を思わせるメロディーは、ルフィたちの冒険にぴったり。さらに、2007年4月1日放送の特別版では、なんとタッキー&翼の2人がアニメキャラクターとして登場しており、ファンにはたまらない演出となっています。

「Jungle P」5050

2007年10月14日放送の第326話から、2008年9月28日放送の第372話まで使用されたOPテーマ「Jungle P」を歌うのは、総勢8人編成の大所帯バンド・5050です。

ウソップとロビンが仲間に戻り、フランキーやブルックも加わってさらに賑やかになった麦わらの一味にぴったりの、まさに“海賊の宴”を感じさせるハイテンションな楽曲。

聴くだけで今すぐ海に出たくなるような、ワクワクが止まらない歌詞と疾走感あふれるメロディが特徴で、何度聴いても気分が盛り上がります。

2007年のメジャーデビュー当時は“ポスト米米CLUB”として注目を集めていた5050ですが、残念ながら2009年に活動休止を発表しました。それでも、この曲は『ONE PIECE』ファンの間で根強い人気を誇っています。

「ウィーアー!~10周年Ver.~」東方神起

画像引用:ONE PIECE.com

2008年10月5日放送の第373話から2009年3月29日放送の第394話まで使われたOPテーマは、『ONE PIECE』連載10周年を記念して、韓国の人気男性アイドルグループ・東方神起が初代OPテーマ「ウィーアー!」をカバーした豪華な一曲です。

当時は5人編成で活動していた東方神起のパワフルな歌声が楽しめるこのバージョンは、アレンジが効いたクールなサウンドが特徴で、「原曲よりも好き」というファンも多いほど根強い人気があります。

放映期間はスリラーバーク編からシャボンディ諸島編にあたり、アニメ10周年の節目を彩る特別な主題歌として多くのファンに愛されています。

「Share The World」東方神起

画像引用:ONE PIECE.com

2009年4月5日放送の第395話から11月8日放送の第425話まで使われたOPテーマも、前作に引き続き5人組男性アイドルグループ・東方神起が担当しました。

この曲は、最悪の世代と呼ばれる若きルーキーたちが次々に登場するOP映像と力強い歌声が見事にマッチしています。

さらに、作曲は人気クリエイター・ヒャダインが手掛けており、エネルギッシュで印象的な楽曲となっています。

「風をさがして」矢口真里とストローハット

画像引用:ONE PIECE.com

2009年11月15日放送の第426話から2010年7月11日放送の第458話まで使われたOPテーマは、『ONE PIECE』の主人公モンキー・D・ルフィの声優・田中真弓がナレーション出演していた人気バラエティ番組『クイズ!ヘキサゴンⅡ』から生まれたユニット・矢口真里とストローハットが歌っています。

この楽曲は、バラエティ番組の雰囲気が色濃く出た明るくポップな曲で、作詞は島田紳助(カシアス島田)が担当しました。シリアスなストーリーの本編とは少し雰囲気が違うと感じる人もいますが、OP映像の前半にある明るいシーンにはよく合っており、楽しい気分を盛り上げてくれます。

「One day」The ROOTLESS

画像引用:ONE PIECE.com

2010年7月18日放送の第459話から2011年4月3日放送の第492話まで使用されたOPテーマ「GO」 は、ロックバンド・The ROOTLESSのメジャーデビュー曲です。

もともと『ONE PIECE』の大ファンだったメンバーたちが、何度も録り直しを重ねて完成させた渾身の一曲で、アニメのストーリー展開にぴったり合った歌詞が話題を呼びました。

特に、マリンフォード頂上戦争編を象徴する楽曲として知られており、『ONE PIECE』の主題歌としては珍しいミドルテンポの伸びやかなロックバラードが、感動的な本編のシーンと見事にマッチ。多くのファンの心に深く響く名曲です。

「Fight Together」安室奈美恵

2011年4月10日放送の第493話から2011年9月25日放送の第516話まで使用されたOPテーマ「Fight Together」は、平成の歌姫として知られる安室奈美恵が初めて担当した『ONE PIECE』の主題歌です。

この曲は、エースを失いながらも仲間と共に前へ進む決意をしたルフィの心情を美しく表現しており、多くのファンの心を打ちます。

アニメ映像では、ルフィとエースの感動的なシーンが印象的に描かれているので、ぜひ注目してください。

安室奈美恵は1990年代半ばから数々のヒット曲を生み出し、“アムラー”と呼ばれる社会現象を巻き起こした日本の音楽界を代表する存在でした。惜しまれつつも2018年の全国ツアーを最後に25年間の歌手活動に幕を下ろしています。

「ウィーゴ―!」きただにひろし

画像引用:ONE PIECE.com

2011年10月2日放送の第517話から2013年4月7日放送の第590話まで使用されたOPテーマ「Share the World」は、初代OPテーマ「ウィーアー!」でおなじみの歌手・きただにひろしが約12年ぶりに担当した曲です。

全20曲以上ある『ONE PIECE』のOPテーマの中でも最も長く放送され、ファンの間で非常に高い認知度を誇ります。

疾走感あふれるサウンドと心躍るメロディが特徴で、2年の修行を経て再集結した麦わらの一味の新たな船出を見事に表現しています。『ONE PIECE』らしいワクワク感を感じさせる名曲です。

「HANDS UP!」新里宏太

画像引用:ONE PIECE.com

2013年4月14日放送の第591話から2014年1月12日放送の第628話まで使用されたOPテーマは、当時まだ18歳の現役高校生だった新里宏太が歌う「Hope」です。

2011年にジュノン・スーパーボーイ・コンテストのファイナリストに輝いた新里は、その抜群の歌唱力が評価され、この曲で歌手デビューを果たしました。爽快なメロディと力強い歌声が心地よく、何度も繰り返し聴きたくなる楽曲です。

最近では舞台俳優としても活躍の幅を広げており、今後のさらなる活躍が期待されています。

「Wake up!」AAA

2014年1月19日放送の第629話から2015年3月29日放送の第686話まで使用されたOPテーマ「Wake up!」は、男女混合パフォーマンスグループ・AAAが歌っています。

アップテンポでテンションが上がるこの曲は、“夢の果て”というフレーズが何度も登場し、ルフィたちの冒険を連想させてワクワク感を引き立てます。アニメ15周年を記念して、特別衣装をまとった麦わらの一味が登場する映像もファンにとって印象深いものとなりました。

2021年11月からAAAは日本史上初の全国6大ドームツアーを開催し、このツアーを最後にグループとしての活動を一旦休止。宇野実彩子を除いて、全員は個人専属契約となり、西島隆弘、日高光啓、與真司郎が既に退社しています。

「Hard Knock Days」GENERATIONS from EXILE TRIBE

画像引用:ONE PIECE.com

2015年4月5日放送の第687話から2016年6月19日放送の第746話まで使用されたOPテーマ「Hard Knock Days」は、人気ダンス&ボーカルグループ・EXILEから派生した7人組ユニット・GENERATIONS from EXILE TRIBEが歌っています。

LDH所属グループとして唯一の『ONE PIECE』主題歌であるこの曲は、力強いサウンドと泥くさい歌詞が特徴で、新世界で強敵と戦いながら奮闘する海賊たちの日々を思い起こさせます。他の主題歌とは一線を画す独特のテイストがクセになる楽曲です。

また、ファンタジー要素満載のミュージックビデオも『ONE PIECE』の世界観にぴったりだとファンの間で話題となりました。GENERATIONSにとっては初のアニメタイアップ曲でもあります。

「ウィーキャン!」氣志團ときただにひろし

2016年6月26日放送の第747話から2017年9月24日放送の第806話まで使用されたOPテーマ「HOPE ~希望の歌~」は、歌手・きただにひろしとロックバンド・氣志團のコラボ曲です。

氣志團のメンバー全員が『ONE PIECE』の大ファンであり、自身の歌手人生と作品の世界観を重ね合わせて制作されたこの楽曲は、映画『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の主題歌も務めています。

力強いギターサウンドとドラムビート、耳に残るハーモニーに乗せて、『ONE PIECE』の世界観を存分に表現した歌詞が特徴で、聴く人の気持ちを高めるレジェンド的な名曲としてファンに愛されています。

「Hope」安室奈美恵

画像引用:ONE PIECE.com

2017年10月1日放送の第807話から2018年9月30日放送の第855話まで使用されたOPテーマ「Hope」は、安室奈美恵による『ONE PIECE』主題歌の2曲目です。

ホールケーキアイランド編でのルフィがサンジに抱く強い想いを、そのまま表現したかのような歌詞が心に響きます。

安室はこの曲を自身の引退前最後のアルバムに収録しており、引退を発表した翌月からOPテーマとして放送が始まったこともあり、アニメファンと安室ファンの双方から高く支持される人気曲となりました。

「Super Powers」V6

画像引用:ONE PIECE.com

2018年10月7日放送の第856話から2019年6月30日放送の第891話まで使用されたOPテーマ「Super Powers」は、男性アイドルグループ・V6が記念すべき50枚目のシングルとしてリリースした曲です。

アニメ放送20周年を祝う企画の一環として、メンバーの三宅健が副音声や声優に挑戦するなど、特別な思い入れも感じられます。

“Yes! We’ve got super powers”というフレーズが繰り返されるキャッチーなメロディはクセになり、聴けば聴くほど味わい深くなる“スルメ曲”として多くのファンから高く評価されています。

V6は2021年に解散しており、『ONE PIECE』の主題歌を担当した最初で最後の楽曲でもあります。

「OVER THE TOP」きただにひろし

画像引用:ONE PIECE.com

2019年7月7日放送の第892話から第934話まで使用されたOPテーマ「Over the Top」は、きただにひろしによる『ONE PIECE』の主題歌としては3曲目の担当曲です。

明るく弾けるような力強い歌声が、新たなワノ国編の幕開けにふさわしい高揚感を生み出しています。

きただにが以前担当した「ウィーアー!」や「ウィーゴー!」の制作チームが再集結し、約8年ぶりにファン待望の新曲を作り上げました。

この曲は、きただにひろしの代表曲たちと並ぶ、ワンピースファンにとって特別な一曲となっています。

「DREAMIN’ ON」Da-iCE

2020年8月2日放送の第935話から現在まで使用されているOPテーマ「新時代」は、5人組ダンス&ボーカルグループDa-iCEが担当しています。

ボーカルの花村想太が作詞を手がけ、仲間や夢の大切さ、一歩踏み出す勇気を力強く歌い上げています。アップテンポで明るく爽やかなメロディは、ルフィたち麦わらの一味の航海を感じさせ、聴く人の胸を熱くさせる『ONE PIECE』らしい楽曲です。

さらに、Da-iCEメンバーが実際にパフォーマンスするダンスもかっこよく、多くのファンから注目されています。

【番外編】「ウィーアー!」きただにひろし(1000話のみ)

画像引用:ONE PIECE.com

アニメ『ONE PIECE』の記念すべき第1000話を盛り上げた特別バージョンの「ウィーアー!」。

メンバーが10人となり、一層頼もしく成長した麦わらの一味が、初代「ウィーアー!」のアニメ映像をオマージュしたミュージックビデオでファンを感動させました。

昔からのファンにとってもたまらない演出となっています。

「PAINT」I Don’t Like Mondays.

画像引用:ONE PIECE.com

2022年1月9日放送の第1005話から7月31日の第1027話まで、さらに同年9月4日放送の第1031話から2023年8月20日放送の第1073話まで使用されたOPテーマ「Paint」は、日本の4人組ロックバンド・I Don’t Like Mondays.が担当しました。

この曲は、鬼ヶ島での激しい戦いが佳境に差し掛かる中、それぞれの信念を胸に戦う海賊たちの静かに燃える思いを歌詞で見事に表現しています。エースとマルコの絆や、ルフィを励ますローとキッドの姿が描かれたOP映像もファンの心を掴み、大きな話題となりました。

メンバーも『ONE PIECE』の熱烈なファンであり、30代の経験豊かな彼らだからこそ、少年のような素直な心を真っすぐに歌い上げています。イントロから冒険の始まりを感じさせるワクワク感があふれ、青空と大海原を背景に演奏したミュージックビデオとアニメOP映像のコラボ映像は、どちらも必見です。

【番外編】「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado

画像引用:ONE PIECE.com

2022年公開の映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌「新時代」は、新進気鋭の歌い手Adoが歌い、Perfumeのプロデューサー中田ヤスタカ氏が作詞・作曲を担当した注目の一曲です。

この楽曲は、映画のヒロイン「ウタ」が歌う劇中歌として人気を集め、2022年8月7日放送の第1028話から8月21日放送の第1030話までのTVアニメOPテーマに4週連続で使用されました。また、特別総集編「伝説の記録!赤髪のシャンクス!」(8月28日放送)でも劇中映像とともに流れ、映画と連動した大ヒット曲となりました。

テクノポップのリズムに乗ったAdoの伸びやかな歌声が印象的で、“新時代の歌姫”として世界的にも注目を浴びています。

「最高到達点」SEKAI NO OWARI

画像引用:ONE PIECE.com

2023年9月3日放送の第1074話から12月17日放送の第1088話まで使用されたOPテーマは、尾田栄一郎氏と親交の深い人気バンド・SEKAI NO OWARIが満を持して担当しました。

この楽曲は、ギア5を発動させ太陽の神ニカのように輝くルフィの姿と、ポップで力強いメロディが印象的です。

ボーカルのFukaseは「歌詞のハードルが高かった」とコメントするほど制作には多くのプレッシャーがあったものの、侍の国ワノ国を舞台にした物語の緊迫感や、ルフィと最強の敵カイドウとの死闘を表現しています。

歌詞には“さぁ、復活だ 目醒めの時が来た 今”といった、逆転劇を予感させる力強いフレーズが散りばめられ、バンドサウンドにラッパや小太鼓のファンファーレが加わって胸が高鳴ります。

OP映像も一新され、太陽や丸窓などの丸いモチーフが続き、ラストには『ONE PIECE』の「O」に繋がる映像と平和を象徴する鐘の音が響き渡り、「ワ・和・輪」というテーマを感じさせる爽やかな締めくくりとなっています。

「あーーっす!」きただにひろし

画像引用:ONE PIECE.com

2024年1月7日放送の第1089話から使用されているOPテーマは、TVアニメ『ONE PIECE』25周年を迎え、新章・エッグヘッド編のスタートを飾る曲です。

初代OPテーマ「ウィーアー!」で知られるきただにひろしが4曲目となる主題歌を担当し、作詞は藤林聖子、作曲は田中公平が手がけました。きただにはこれまでにない高音域に挑戦し、晴れやかで華やかな歌声を響かせています。

バンドサウンドをバックにラッパが鳴り響き、ギターのスピード感あふれる演奏が続く疾走感満載の楽曲で、“バチバチNo Limitここからが ONE PIECE!”という掛け声が聴く人の気持ちを高め、まるで麦わらの一味の一員になったかのような気分にさせてくれます。

ミュージカルのように煌びやかで盛り上がるこの曲は、きただに自身も「魂と愛情を吹き込んだ出来上がり」と語るほど熱い仕上がり。最後はハイトーンボイスで力強く叫び、激熱のフィナーレを迎えています。

【番外編】「ウィーゴー!〜麦わらの一味ver.〜」麦わらの一味

2024年11月3日から12月29日まで放送された『ONE PIECE』第1話から第9話のOPテーマは、『エッグヘッド編』OPテーマ「あーーっす!」と同じ作曲・編曲家の中村博が手掛けた、ロックテイストを持ちつつもよりポップでワクワク感あふれる楽曲です。

麦わらの一味のメンバーが交代で歌い繋ぎ、仲間との絆や冒険の始まりを強く感じさせるエネルギーに満ちています。視聴者からは、流れるたびに当時の思い出が蘇ると好評で、再び感動を呼び起こしました。

2024年1月7日から放送が続いていたエッグヘッド編は、アニメのクオリティ向上のため2024年10月13日をもって一時休止となりました。充電期間とされた休止中の2024年11月3日から2025年3月30日までは、2011年放送の『魚人島編』の特別編集版「SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』 魚人島編」が放送されました。

この特別編集版では映像や音響が再編集され、当時のOPテーマ「ウィーゴー!」をアレンジした4曲が月替わりで使用され、ファンを楽しませています。

【番外編】「ウィーゴー!」(1月期)HIKAKIN&SEIKIN with モンキー・D・ルフィ

2025年1月5日放送の第10話から1月26日放送の第13話まで使われた1月期のOPテーマは、人気YouTuberのHIKAKINと兄のYouTuberのSEIKIN、そしてモンキー・D・ルフィによるコラボ曲です。

2020年にリリースされた『ONE PIECE MUUUSIC COVER ALBUM』で「ウィーアー!」を歌ったHIKAKINとSEIKINにとって、今回の曲が初めて地上波で流れるTVアニメのOPテーマとなりました。彼らは「作品へのリスペクトを込めて制作した」と喜びのコメントを寄せています。

この楽曲は、彼ららしいビートが心を弾ませ、間奏ではHIKAKINがビートボックスを披露するなどアグレッシブなアレンジが特徴です。HIKAKINの親しみやすい歌声と、SEIKINの温かみのあるハーモニーに加え、ルフィが“Winner”、“ワンピース”、“いち、に、Sunshine よんっ…ウィーゴー!”と合いの手を入れて盛り上げています。

さらに、HIKAKINのYouTubeチャンネル「HikakinTV」ではスペシャルコラボMVが公開され、SEIKINの「SeikinTV」ではルフィの歌唱パートが多い特別バージョンも同時公開されました。

どちらのバージョンも「何度もリピートしている!」と視聴者から好評で、まるでルフィとエースのように、HIKAKINとSEIKIN兄弟の絆も感じられる感動的な仕上がりとなっています。

【番外編】「ウィーゴー!」(2月期)白上フブキ、宝鐘マリン、角巻わため with 大槻マキ

2025年2月2日放送の第14話から2月23日放送の第17話まで使われた2月期のOPテーマは、世界最大級のバーチャルタレント事務所ホロライブ所属の女性VTuberグループ・白上フブキ・宝鐘マリン・角巻わための3人と、『ONE PIECE』初代EDテーマなどを歌ってきた大槻マキによるコラボ曲です。

この曲の編曲は、エッグヘッド編のEDテーマ「Dear sunrise」を手掛けた久下真音が担当。弦楽器の音に加え、車のクラクションや鐘の音など様々な効果音が飛び交う、楽しく個性的なアレンジとなっています。

サウンドと歌声には強弱がつけられ、女性の凛とした佇まいや、女船長のような力強さを感じさせ、『ONE PIECE』のサイドストーリーのような特別な印象を与えています。

大槻も「可愛い歌声の中からヌン!と大槻がラスボスみたいに登場します」とコメントしており、この曲の楽しさがよく伝わってきます。

【番外編】「ウィーゴー!」(3月期)小鳥遊キアラ、ハコス・ベールズ、こぼ・かなえる with きただにひろし

2025年3月2日放送の第18話から3月30日放送予定の第22話まで使われる3月期のOPテーマは、2月期に続きホロライブEnglish所属の小鳥遊キアラ、ハコス・ベールズ、そしてホロライブインドネシア所属のこぼ・かなえるの3人と、原曲を歌ったきただにひろしによるコラボ曲です。

ホロライブメンバーは流暢な日本語でキュートに歌い、きただにの圧倒的で安定した歌声が作品の世界観をしっかりと支えています。

きただには、14年間さまざまな場面で歌ってきた「ウィーゴー!」について、「ポップなアレンジながらも色あせない元気さと力強さがある」とコメント。

原曲へのリスペクトを大切にしつつ、冒険心を刺激するイントロから始まる、多彩な音が詰まったアレンジの楽曲となっています。

「天使と悪魔」GRe4N BOYZ

画像引用:ONE PIECE.com

2025年4月6日に放送を再開した『エッグヘッド編』第1123話からのOPテーマは、2024年3月にグループ名をGReeeeNから改名した4人組男性ボーカルグループ・GRe4N BOYZが担当しました。

彼らは「幸せになってほしいすべての人に届けたい、この曲がダレカノナニカになれますように!」という願いを込め、熱狂的なワンピースファンであるメンバー全員が作詞作曲に参加しています。

どっしりとした曲調から始まり、サビに向かって壮大に展開する爽やかなサウンドが特徴で、力強い4人の歌声が際立ちつつも、“ウォーウォー!”と声を合わせ、最後は『ONE PIECE』でお馴染みの“we are”のフレーズで締めくくることで、まるで海賊団のような一体感を生み出しています。歌詞では“時の過ぎゆく速さを知るたび / だからこそ今の尊さを知れた”や“いつまでも あなたがあなたのまま笑って / 沢山の沢山の愛情に守られますように”といったフレーズがファンの胸を熱くさせています。

約半年間の放送休止を経ての再開にあたり、GRe4N BOYZの爽快で明るい楽曲は「東京ワンピースタワー」でもテーマソングを務めた彼ららしい仕上がり。歌詞は親子の愛を描き、ボニーとくまをメインにしたOP映像と見事にリンクして涙を誘います。1番だけでなく2番までじっくり聴きたくなる一曲です。

また、新グループ名には「未熟・未完成であり続ける新人ルーキーとして、少年のような心で楽しく音楽を作っていく」という意気込みが込められており、新たな船出を迎えた彼らの姿勢も感じられる、応援したくなる楽曲となっています。

なお、エッグヘッド編は2024年1月7日から10月13日まで放送され一時休止、放送時間も約18年ぶりに夜の23時15分に移動しての再開となりました。再開前日には、前半の特別編集版と第1123話が放送されました。

アニメ『ワンピース』の歴代主題歌|ED編

ここでは、アニメ『ワンピース』の歴代主題歌のEDを紹介します。

「memories」大槻真希

1999年10月20日放送の第1話から2000年6月28日放送の第30話まで使用された、アニメ『ONE PIECE』初代EDテーマ。

福井県出身のシンガー・大槻真希(現・大槻マキ)のデビュー曲としても知られています。

懐かしくてどこか切なく、美しい旋律とやさしい歌声が胸に染みるこの曲は、今なお多くのファンの心に残る名曲。

原点にして頂点と称され、「最終話はこの曲で終わってほしい」という声が絶えないほど、長年にわたって愛され続けています。

「RUN!RUN!RUN!」大槻真希

2000年7月12日放送の第31話から2001年3月21日放送の第63話まで使用されたEDテーマ。

初代EDに続き、福井県出身のシンガー・大槻マキ(当時:大槻真希)が担当し、人気アニメの主題歌を2曲連続で務めたことで、彼女の名は一躍広まりました。

まさにタイトル通り、走り出したくなるような疾走感あふれるギターサウンドと、エネルギッシュな歌声が『ONE PIECE』の世界観とマッチ。

子供時代のルフィたちが元気に駆け回るアニメ映像も印象的で、多くのファンに愛される一曲です。

「私がいるよ」TOMATO CUBE

2001年4月15日放送の第64話から同年6月24日放送の第73話まで使用されたEDテーマで、3人組音楽グループ・TOMATO CUBE(通称:トマキュー)が歌を担当。1998年に結成され人気を集めましたが、2002年にボーカルが脱退し、グループは事実上の解散となりました。

抜群の歌唱力と爽快なメロディが心に響き、聴くだけで明るい気持ちになれる一曲。初期メンバー5人の麦わらの一味が描かれたアニメ映像は、現在とは異なる雰囲気があり、特別なエモーショナルさを感じさせます。

「しょうちのすけ」推定少女

2001年7月15日放送の第74話から同年10月7日放送の第81話まで使用されたEDテーマで、RinoとLissaによる女性アイドルユニット・推定少女がこの曲でメジャーデビューを果たしました。

当時は中学生とは思えない大胆なビジュアルでも話題を集め、2006年の解散後、Rinoは「Re:NO」としてソロ活動をスタートし、Lissaは芸能界を引退しています。

「ガッテンしょうちのすけだよ〜♪」のフレーズが印象的な本楽曲は、夢を追う者の姿を描いた歌詞と軽快なリズムが『ONE PIECE』の世界観にぴったり。アニメ映像では、ロビンが口元だけで登場する演出が妖艶だと話題を呼びました。

「BEFORE DAWN」AI-SACHI

2001年1月7日放送の第82話から同年12月23日放送の第94話まで使用されたEDテーマで、「AI」こと河原亜依と「SACHI」こと立石沙千加によるダンス&ボーカルユニット・AI-SACHI」がこの曲で歌手デビューを果たしました。

活動期間はわずか1年(2001~2002年)と非常に短かったものの、当時まだ中学生だった2人のフレッシュな歌声とエネルギッシュなパフォーマンスが話題を呼びました。

いますぐ走り出したくなるような疾走感にテンションが上がる本楽曲は、冒険を始めたばかりのルフィたちの姿と重なり、『ONE PIECE』らしさを存分に感じさせる一曲です。

「fish」The Kaleidoscope

2002年1月6日放送の第95話から3月24日放送の第106話まで使用されたEDテーマで、バンド・The Kaleidoscopeが歌を担当しています。

J-POP界の名作曲家・織田哲郎のプロデュースにより誕生した彼らは、横浜を拠点に全国を巡る路上ライブを重ね、2001年には映画『GO』の主題歌に起用されたことで注目を集めました。

惜しくも2004年に解散しましたが、2013年には一夜限りの再結成ライブを開催しています。

特徴的なハイトーンボイスが印象的で、一度聴いたら耳から離れない本楽曲。仲間に加わったばかりのチョッパーを中心にしたアニメ映像も可愛らしく、見る人に幸せな気持ちを届けてくれるEDです。

「GLORY-君がいるから-」上原多香子

2002年4月14日放送の第107話から7月14日放送の第118話まで使用されたEDテーマで、4人組女性ダンス&ボーカルグループ「SPEED」の元メンバー・上原多香子が歌を担当しています。ソロとしての歌手活動のほか、女優や声優としても幅広く活躍していましたが、2017年8月に二度目の不倫報道を受けて芸能活動を休止しています。

本楽曲は、ビビの心情を代弁するような切ない歌詞が印象的で、彼女を中心に描かれたアニメ映像とともに視聴者の心に深く残ります。SPEED時代とは異なる、しっとりとした歌声も話題となりました。

「Shining ray」Janne Da Arc

2002年7月21日放送の第119話から11月10日放送の第132話まで使用されたEDテーマで、アニメ『ブラックジャック』の主題歌などでも知られる5人組ビジュアル系ロックバンド・Janne Da Arcが担当しました。

ボーカルのyasuが率いたこのバンドは、2007年から事実上の活動休止状態に入り、2019年に正式に解散を発表しています。

本楽曲は、疾走感と清涼感あふれるキャッチーなメロディが特徴で、思わず口ずさみたくなるような魅力を持っています。

『ONE PIECE』のEDテーマの中でも特に人気の高い一曲としてファンに愛され続けています。

「Free Will」Ruppina

2002年11月17日放送の第133話から2003年6月8日放送の第156話まで使用されたEDテーマで、ボーカル・工藤舞を中心とした音楽プロジェクト「Ruppina」が歌を務めています。

2007年には「Ruppina+」へと名義を変更して活動を続けましたが、2011年に喉の不調により無期限の活動休止を発表しました。

本楽曲は、流星群が降りそそぐ幻想的なアニメ映像とマッチした、メロディアスで美しい旋律が耳に心地よく響きます。

ルフィの船に乗り込んだばかりのロビンが、仲間たちに流れ星を見せてあげるという温かいストーリーが描かれており、視聴者の心をやさしく包み込むようなEDとなっています。

「FAITH」Ruppina

RuppinaはED主題歌を2曲連続で担当しました。第159話から168話までと放映期間は長くありませんでしたが、透明感のある歌声と耳に残るメロディが多くのファンの心をしっかりと掴み、高い評価を得ました。

「A to Z~ONE PIECE Edition」ZZ(ズィーズィー)

2003年10月19日放送の第169話から2004年2月15日放送の第181話までEDテーマとして使用されたのは、静岡県出身の男女5人組ミクスチャーロックバンド・ZZです。爽快でテンションが上がる楽曲で、アニメ映像では音楽に合わせて麦わらの一味が仲間になった順にひとりずつ揃っていく演出がファンの心を掴みました。

なお、現在ZZとしての活動は休止中ですが、ボーカルのSOTAROはラッパーや作詞・作曲家として他ユニットでも活躍しています。

「月と太陽」shela

2004年2月22日放送の第182話から2004年6月13日放送の第195話までEDテーマとして使用されたのは、女性歌手shelaによる楽曲です。

穏やかなメロディと伸びやかな歌声が心に安らぎを与えます。アニメ映像では、月明かりの下で麦わらの一味とそれぞれの故郷が映し出され、離れていても繋がりを感じさせる切なくも温かい演出が印象的です。

shelaはバラエティ番組『ASAYAN』のコムロギャルソンオーディションを経て歌手デビューし、大人気アニメ『ヒカルの碁』の主題歌も担当しています。

「DREAMSHIP」イクタ☆アイコ

2004年6月20日放送の第196話から2004年10月10日放送の第206話までEDテーマとして使用されたのは、現役女子高生シンガー・イクタ☆アイコ(後に本名の幾田愛子に改名)による楽曲です。

女性ながら力強い歌声とサウンドが印象的で、アニメ映像では表情豊かな麦わらの一味が描かれ、まだクールな雰囲気の強いロビンの姿も楽しめます。

イクタ☆アイコは都内の路上ライブから人気を集めました。

「未来航海」タッキー&翼

2004年10月31日放送の第207話から2005年4月24日放送の第230話までEDテーマとして使用されたのは、男性ユニット・タッキー&翼による楽曲です。

彼らが担当した『ONE PIECE』の主題歌はこれが2曲目で、穏やかな海辺を思わせるチルなメロディが特徴です。

アニメ映像には麦わらの一味と動物たちの可愛らしく平和な姿が描かれ、海賊たちの休息時間を感じさせる心安らぐEDとなっています。

この楽曲の起用は、彼らが後に担当した8番目のOPテーマ「Crazy Rainbow」よりも先でした。

「エターナルポーズ」エイジアエンジニア

2005年5月1日放送の第231話から2005年9月18日放送の第245話までEDテーマとして使用されたのは、1998年結成の4人組ヒップホップグループ・エイジアエンジニアによる楽曲です。

ゆったりとしたラップ調のメロディに乗せられた歌詞は、ルフィとウソップの決闘をはじめとする重いエピソードが続く本編を鑑賞した後の心に深く染み渡ります。

なお、彼らは2012年3月のライブを最後に活動を休止していましたが、2020年1月1日に活動再開しています。

「Dear friends」TRIPLANE

2005年10月23日放送の第246話から2006年1月29日放送の第255話までEDテーマとして使用されたのは、北海道出身の3人組ロックバンド・TRIPLANEが歌う楽曲です。

この曲は、『ONE PIECE』の中でも特に名シーンとして知られるゴーイング・メリー号との別れの場面で使われ、メリー号と共に旅してきた思い出が浮かぶような歌詞と、ドラマティックなサビのメロディが感動をいっそう引き立てています。

「明日は来るから」東方神起

2006年2月5日放送の第256話から2006年4月30日放送の第263話までEDテーマとして使用されたのは、5人組アイドルグループ・東方神起が歌う楽曲です。

東方神起が初めて『ONE PIECE』の主題歌を担当したこのバラードは、優しく包み込むようなメロディが幼少期のロビンを描いたED映像に儚げな雰囲気を与えています。

なお、この曲は彼らが現在の2人組ユニットになる前の作品で、後にOPテーマも担当しました。

「ADVENTURE WORLD」デリカテッセン

2006年5月21日放送の第264話から2006年9月24日放送の第278話までEDテーマとして使用されたのは、大阪府出身のヒップホップユニット・デリカテッセンが歌う楽曲です。

この曲は、アニメ『ONE PIECE』が2006年10月以降EDテーマを廃止する前の最後のED主題歌として知られています。

※約17年間休止していたEDテーマは2023年8月に復活

明るく軽快なラップは思わず口ずさみたくなる魅力があります。

「Raise」Chilli Beans.

2023年8月6日放送の第1071話から2023年12月17日放送の第1088話現在まで使用されている、約17年ぶりに復活したED主題歌は、2021年デビューの3人組ガールズバンド・Chilli Beans.が担当しています。

メンバー全員がボーカル・作詞・作曲を手がける彼女たちの楽曲は、ヤマトを中心に描かれるアニメ映像に寄り添うミドルテンポで心地よいメロディが特徴的です。

曲はキュートで少し影のある自由なサウンドに、冒険心の強さが伝わってきます。鼓動や時計の針の音、囁き声のコーラス、小さな呼びかけなど、細かな演出が曲の表情をおしゃれに変化させています。

歌詞はネガティブな気持ちから前向きに切り替わる内容で、「全部わるくない」と共に歩んでいくような、押しつけがましくない励ましのメッセージが込められています。

また、美術館から宝を盗み仲間と逃げる怪盗3人組を描いたミュージックビデオも話題で、手を繋いで逃げたりおんぶして走ったり、“麦わらの一味”のように大海原へ旅立ったりする3人の絆の強さが微笑ましく描かれています。

ファンの間に衝撃と歓喜をもたらした、この記念すべきEDテーマです。

「Dear sunrise」大槻マキ

2024年1月7日放送の第1089話からエッグヘッド編のEDテーマとして使用されている楽曲は、初代EDテーマ「memories」を歌った大槻マキが担当しています。

イントロのラジオ風のこもった音から25年前の懐かしさが溢れ、「memories」を彷彿とさせるメロディラインが特徴です。

優しいストリングスやラーラーというコーラスが加わり、時に冒険心を感じさせる音の弾みがノスタルジックな雰囲気を作り出しています。

この曲は、きただにひろしの「あーーっす!」で知られる初代OP・EDコンビが25周年で再結集した豪華な施策の一環で、ファンの間に大きな歓喜をもたらしました。

歌詞には“ずっと頭の中にある 宝の地図”、“ゆずれない情熱”、“勇気を味方にして”といった、大人になっても忘れたくない童心や夢への憧れが込められ、大槻マキが25年分の敬愛と感謝を歌に託しています。

ルフィや麦わらの一味へのメッセージが胸に響き、ファンの心を熱くさせるEDテーマです。

【番外編】「Sailing」BE:FIRST

2024年11月3日放送の2011年版『魚人島編』特別編集版「SPECIAL EDITED VERSION 『ONE PIECE』 魚人島編」第1話から使用されているEDテーマは、ラッパーや音楽プロデューサーとしても活躍するSKY-HI主催のオーディションで選ばれた7人組ダンスボーカルグループ・BE:FIRSTによる書き下ろしの新曲です。

この楽曲は、豪華客船の船旅を思わせる優しいメロディラインでしっとりと聴かせる一方、7人の息の合ったハーモニーから突然雄々しいパートへと雰囲気が変わり、再び優しいメロディに戻るという物語性のある構成が特徴です。

歌詞には、次々と訪れる困難を仲間と協力して乗り越える前向きな気持ちが込められており、“荒波にのっかってハイチーズ”というフレーズは、どんな時でも笑顔を絶やさず困難を乗り越えてきた彼ら自身の精神的な強さを表現しています。

過去にはなかった、洗練された冒険ソングとしてファンに新鮮な感動を与えています。

「The 1」muque

2025年4月6日に放送再開した『エッグヘッド編』第1123話から使用されているEDテーマ第2弾は、福岡在住の4人組バンド・muque(ムク)が担当しています。

ボーカル兼ギターのAsakuraが作詞し、メンバー全員で作曲した初のアニメタイアップソングで、ノスタルジックなゆるい歌声とデジタルと融合した近未来的なバンドサウンドが心地よいリズムを刻みます。

歌詞には「自分の強さとの向き合い方」をテーマに、これまでの経験や仲間の支えが自分の強さに繋がっているというメッセージが込められており、“また動き出せ僕の船よ”、“怖気付くなよ”、“世界を制して / 未来を信じて”と、孤独で立ち止まった自分を励ます力強いフレーズが印象的です。

自己を信じる強い意志と誰かのために前進する想い、そして未知の未来への期待感がポップに伝わってきます。

映像はボニーを主人公に据え、ルフィや仲間たちの生い立ちとリンクしつつボニーの状況に重なる歌詞が感動を呼び、ファンの間で「泣ける」と話題になっています。耳に残るポップなメロディは思わず口ずさみたくなる仕上がりです。

劇場版『ワンピース』2000〜2022年までの歴代主題歌

ここからは、劇場版『ワンピース』2000〜2022年までの歴代主題歌を紹介します。

2000年:OP「ウィーアー!」きただにひろし/ED「memories」大槻真希

画像引用:ONE PIECE.com

2000年公開の記念すべき劇場版1作目のOPテーマは、きただにひろしさんの「ウィーアー!」です。

1999年10月20日放送の第1話から2000年11月8日放送の第47話まで使用され、テンポの良い曲調と希望に満ちた歌詞、熱い歌声が特徴で、世代を超えて多くのファンに愛される不滅の一曲となっています。

一方、初代EDテーマは大槻真希さん(現・大槻マキ)の「memories」です。

1999年10月20日放送の第1話から2000年6月28日放送の第30話まで使用され、彼女の歌手デビュー曲でもあります。

穏やかで心に染みる歌声が印象的で、特に第968話でロジャー海賊団が最後の島ラフテルを発見したシーンのEDに流れ、多くのファンの涙を誘いました。

2001年:「Believe」Folder5

画像引用:ONE PIECE.com

2021年公開の2作目映画『ONE PIECE ねじまき島の冒険』の主題歌には、TVアニメの2000年11月22日放送の第48話から2002年6月16日放送の第115話までOPテーマを務めたアイドルグループ・Folder5が起用されました。

このグループは、現在ソロで活躍する三浦大知が“DAICHI”名義でメインボーカルを務めていたダンス&ボーカルグループ・Folderの女子メンバー5人で結成されたもので、初々しく元気いっぱいのダンスミュージックが特徴です。

また、同時上映された短編作品『ジャンゴのダンスカーニバル』でもFolder5の「Ready!」が使用され、ジャンゴやルフィたちが踊り続けるコミカルなアニメーションとして楽しめます。

2002年:「まぶしくて」DASEIN

画像引用:ONE PIECE.com

2002年公開の3作目映画『ONE PIECE 珍獣島のチョッパー王国』の主題歌は、ロックユニット・DASEIN(ダーザイン)が担当しました。DASEINは、椎間板ヘルニアのためSEX MACHINEGUNSを脱退したJOEがRickyと2000年に結成したユニットです。

本楽曲は、透明感のある歌声とドラムの重低音が絶妙に重なり合い、清々しいロックサウンドを奏でています。

2003年:「sailing day」BUMP OF CHICKEN

画像引用:ONE PIECE.com

2003年公開の劇場版第4作目『ONE PIECE THE MOVIE デッドエンドの冒険』の主題歌は、日本のロックバンド「BUMP OF CHICKEN」が担当しました。

ボーカル藤原基央は「運命に抵抗した方が楽しい、あがきましょう」と語り、本楽曲は嵐や困難に負けず突き進む若いエネルギーにあふれています。

『ONE PIECE』の主人公ルフィの姿を模した人々が駆け抜けるミュージックビデオも見どころの一つです。

2004年:「あの場所へ」晴晴゛

画像引用:ONE PIECE.com

2004年公開の5作目映画『ONE PIECE 呪われた聖剣』(竹之内和久監督)の主題歌は、男女4人組ロックバンド・晴晴゛(ハレバレ)が担当しました。彼らは前身のグループとして長野駅前でストリートライブを行っており、2003年にドラムが加入して正式に結成されました。

本楽曲は爽快なボーカルと透き通るコーラスが調和したポップなサウンドが特徴で、2005年に解散するまで活動しました。

2005年:「夢見る頃を過ぎても」氣志團

画像引用:ONE PIECE.com

2005年公開の6作目映画『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の主題歌は、1980年代の学ランとリーゼントスタイルが特徴的なヤンキーバンド・氣志團が担当しました。

この楽曲は、『ONE PIECE』のメンバーに自身たちを重ね合わせて書かれた応援歌で、ポップなメロディに少し切なさが加わった純粋でストレートな思いが伝わる一曲となっています。

2006年:「サヤエンドウ」NEWS

画像引用:ONE PIECE.com

2006年公開の7作目映画『ONE PIECE THE MOVIE カラクリ城のメカ巨兵』(宇田鋼之介監督)の主題歌は、男性アイドルグループ・NEWSが担当しました。

この楽曲は、山下智久と亀梨和也が期間限定で結成したユニット「修二と彰」の代表曲「青春アミーゴ」を手掛けた作詞家・作曲家のzoppやShusuiが制作に参加しています。

歌詞は、サヤエンドウの「サヤ」を海賊船に、中の「豆」を海賊に例えたユニークな表現が特徴で、若さあふれる歌声と“サッヤッエンドウ”とつい口ずさみたくなるリズムが聴く人に元気を届けました。

2007年:「compass」川嶋あい

画像引用:ONE PIECE.com

2007年公開の8作目映画『ONE PIECE エピソードオブアラバスタ 砂漠の王女と海賊たち』は、劇場版シリーズで初めて原作の人気エピソード「アラバスタ編」を全編新作で描いた作品です。

主題歌は川嶋あいが担当し、作詞・作曲も自身で手掛けました。オーケストラの壮大な音楽と、語りかけるような優しい歌声が心を癒す一曲で、公開から16年を経た今も、混沌とした世の中においてその優しさと願いが多くの人々の胸に深く刻まれています。

2008年:「またね」DREAMS COME TRUE

画像引用:ONE PIECE.com

2008年公開の9作目映画『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+ 冬に咲く、奇跡の桜』の主題歌は、ワンピースの大ファンとして知られるDREAMS COME TRUEが担当しました。

楽曲は行進曲のようなリズムで始まり、旅立つ者を見送る側の視点から綴られた歌詞が特徴です。“そっか”、“でも”といった後ろ向きな言葉が並ぶものの、吉田美和の温かく包み込むような歌声と大きな愛情が、見送る人々の共感を呼ぶ名曲となっています。

2009年:「fanfare」Mr.Children

画像引用:ONE PIECE.com

2009年公開の10作目映画『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は、TVアニメ放送10周年を記念した作品です。主題歌は、原作者・尾田栄一郎先生の強いラブコールに応え、Mr.Childrenが担当しました。

楽曲は爽快で軽快なリズムが特徴で、まるで風に背中を押されて走り続けるようなひたむきさを感じさせる一曲となっています。

2011年:「Break into the Light 〜約束の帽子〜」東京スカパラダイスオーケストラ

画像引用:ONE PIECE.com

2011年公開の第11作目映画『ONE PIECE 3D 麦わらチェイス』の主題歌は、劇場版シリーズ初となる歌のないインストゥルメンタル曲で、東京スカパラダイスオーケストラが担当しました。

本編冒頭から流れるスカパラの軽快な音楽は物語と見事にマッチし、映画のキャッチコピー「世紀の冒険-絆-を、体感せよ!!!」にふさわしい、ハラハラドキドキの冒険を盛り上げています。

2012年:「How You Remind Me」「Bad Reputation」アヴリル・ラヴィーン

画像引用:ONE PIECE.com

2012年公開の第12作目映画『ONE PIECE FILM Z』の主題歌は、総合プロデューサーであり原作者の尾田栄一郎先生のオファーにより、大の親日家として知られるアヴリル・ラヴィーンがW主題歌を務めました。

これはアヴリルにとって初めての邦画主題歌起用となります。

主題歌の一つ「How You Remind Me」は、カナダのロックバンド・ニッケルバックのヒット曲のカバーで、曲と映画が共有する〈男の信念・夢〉というテーマが共鳴しています。

もう一つの「Bad Reputation」は、アメリカのシンガーソングライター、ジョーン・ジェットのカバー曲で、尾田先生も以前からお気に入りの一曲でした。

2016年:「怒りをくれよ」GLIM SPANKY

画像引用:ONE PIECE.com

2016年公開の第13作目映画『ONE PIECE FILM GOLD』の主題歌は、男女2人組ロックユニット・GLIM SPANKYが担当しました。

長野県の同じ高校に通っていたメンバー2人が高校の文化祭をきっかけに結成し、2014年にメジャーデビュー。

彼らの音楽は、アートやファッション、旅先で出会った風景や人々からインスピレーションを得て創作されており、激しくもノスタルジックなサウンドと文学的な歌詞が特徴です。洋楽ロックのギターとハスキーな歌声は、一度聴くと耳に残ります。

原作者・尾田栄一郎先生の推薦もあり、「ルフィと、ONE PIECEと闘う気持ちで、主題歌を作ってください」というリクエストのもと制作されました。

曲は売られた喧嘩に本能むき出しで挑み、己の限界を突破していく強い意志を感じさせ、怒りをパワーに変え、聴く者を息つく暇もない勢いで引き込む一曲となっています。

2019年:「GONG」WANIMA

画像引用:ONE PIECE.com

2019年公開の第14作目映画『ONE PIECE STAMPEDE』の主題歌は、原作者・尾田栄一郎先生と同じ熊本県出身のロックバンド・WANIMAが担当しました。

この楽曲は、『ONE PIECE』から学んだことや映画の台本からイメージした内容を盛り込み、一言一句が物語と重なり合い、聴く者に勇気を与えています。

さらに、麦わらの一味の声優陣も「Hey!!」のコーラスに参加し、作品と一体感のある仕上がりとなっています。

ミュージックビデオは大海原に出航する壮大なスケールで描かれており、天草の穏やかな海で育った彼ら自身の夢と希望への旅路を象徴するかのような感慨深い映像となっています。

2022年:「新時代(ウタ from ONE PIECE FILM RED)」Ado

画像引用:ONE PIECE.com

2022年公開の第15作目映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌は、2020年にメジャーデビューした注目の歌い手・Adoが担当しました。

楽曲は、中田ヤスタカ氏によるテクノポップのリズムにのせて、Adoの表情豊かな歌声が多彩に展開される曲です。

主題歌「新時代」のほか、劇中歌には秦基博をはじめとした6名のアーティストが楽曲を提供しており、Adoはそれらの個性的な楽曲も見事に歌いこなしています。

ミュージックビデオとともに、その独特の世界観に没入できる作品群となっています。

まとめ

『ONE PIECE』のこれまでの主題歌を全てご紹介しましたが、いかがでしたか?

放送開始から25年以上にわたり、数多くのアーティストと楽曲がアニメ『ONE PIECE』を彩ってきました。

エピソードにぴったり合った楽曲や、作品の魅力を存分に引き出す盛り上がる曲、そして「あのアーティストが歌っていたとは!」と驚く意外な楽曲まで、バリエーションが多彩で魅力でしたね。

放送当時の思い出がよみがえる懐かしい曲もきっとあるでしょう。ぜひ、あなたのお気に入りの一曲を見つけてみてくださいね。