戯曲音劇『モモ』の公演日程・会場やキャスト、あらすじ、チケットの購入方法を徹底解説
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戯曲音劇『モモ』とは?

画像引用:戯曲音劇『モモ』公式サイト
『戯曲音劇『モモ』』は、文字どおり「戯曲(台本)×音劇(音楽+演劇)」という新しい舞台形式を掲げた作品です。具体的には、朗読・演技と、クラシック音楽や生演奏を融合させた「現代ジャパニーズオペラ」スタイルが特徴となっています。
また、本作では「ファイナルファンタジー」シリーズに携わった植松伸夫や新海誠監督作品の天門がオリジナルキャラクターソング、劇伴を手がけているのも魅力のひとつです。
作品の題材は、静かに人々の話に耳を傾ける不思議な少女「モモ」と、時間を盗む「灰色の男たち」の出会い・抗いを描く、深い寓意を持つ物語です。
戯曲音劇『モモ』のあらすじ
古い円形劇場の跡に住む不思議な少女モモ。彼女の特別な才能は、ただじっと人の話に耳を傾けること。彼女のそばにいると、誰もが安心し、自分の悩みを話したくなり、不思議と元気を取り戻していくのです。
ところが、ある日モモたちがいる町に「灰色の男」がやってきます。彼は、「時間節約」を囁き、人々から心を…そして人生そのものを奪っていきます。町からは笑顔が消え、誰もが無表情に。大切な友達さえ失いかけたモモはみんなの「時間」を取り戻すため、不思議なカメの導きとともに時間泥棒に立ち向かうことを決意します。
戯曲音劇『モモ』のキャスト
主人公・モモ役は、歌唱も朗読もこなす人気声優・歌手の 南條愛乃 が務めます。「ただ人の話をじっと聴く少女」モモという役を、どのように表現するのか、朗読・歌唱・演技それぞれに注目です。
共演者には、モモと出会い、共に時間をめぐる冒険に挑むキャラクターたちを演じる実力派が揃っています。もう1人の主役・ベッポ役には、アイドルグループ出身で多彩な活動を展開してきた宮田俊哉。朗読舞台初挑戦となるこの作品で、新たな一面が見られることに期待が寄せられています。
ジジ役には、声優として人気の下野紘。観光案内人というキャラクター設定もあり、明るく人を惹きつける魅力が期待されます。ニコラ役には、若手俳優・モデルでも活躍している笹森裕貴。物語の鍵となる役を演じます。ニノ役には、演技派声優の村瀬歩。静かに深まる友情や成長の場面での演技に注目です。
灰色の男役には、舞台・映像で幅広く活躍する俳優・ダンサーの北村諒。「時間を奪う者」として、作品のドラマ性を象徴する重要な役を担っています。マイスターホラ/カシオペイア/ストーリーテラー役には、声優・俳優として高い人気を誇る梶裕貴。多重の役を通して、物語のナビゲーター的存在としての演技が期待されます。特別出演・歌唱パートとして、歌手の 96猫 が「エヴァンゲリスト」役で参加。物語に音楽的な厚みを加えます。
戯曲音劇『モモ』の見どころは?
戯曲音劇『モモ』の見どころは、「音」と「言葉」で時間の大切さを描く幻想的な世界観にあります。本作は、ミヒャエル・エンデの名作「モモ」を原作に、朗読・芝居・音楽を融合させた“音劇”という新しい表現形式で上演されます。
舞台上では、俳優たちがセリフを語るだけでなく、声の強弱・間・リズムなど「音の力」を使って観客を物語の中へと引き込みます。音楽や効果音はライブ演奏で行われ、まるで“時間が流れていく音”そのものを感じられるような演出が施されています。
また、主人公モモを演じる南條愛乃の柔らかく透き通った声と、灰色の男を演じる北村諒の緊張感ある表現との対比も見どころのひとつです。さらに、梶裕貴が語り手として物語全体を包み込む構成も魅力的で、まるでオーケストラのように声が重なり合い、言葉が音楽のように響きます。
観客自身が「自分の時間をどう使っているのか?」と考えさせられる深いテーマ性も特徴です。子どもから大人まで、心に静かな余韻を残す舞台作品となっています。
戯曲音劇『モモ』の公演日程と会場
以下に公演日程と会場をまとめました。各回の開場時間は30分前です。
※未就学児は入場不可です。
【神奈川】藤沢市民会館 大ホール
| 公演日 | 開演時間 |
|---|---|
| 2025年12月13日(土) | 14:30 / 18:00 |
・JR東海道本線【藤沢駅】南口より徒歩約10分
・小田急江ノ島線【藤沢駅】より徒歩約10分
・江ノ島電鉄【藤沢駅】より徒歩約10分
戯曲音劇『モモ』のチケット申し込み方法
ここからは、戯曲音劇『モモ』のチケット価格や申し込み方法について紹介します。
チケット価格:9,000円~28,500円
チケット価格は、以下のとおりです。
| A席 | S席 | プレミアムシート |
|---|---|---|
| 9,000円(税込) | 18,000円(税込) | 28,500円(税込) |
※プレミアムシートは公演パンフレットと非売品公演台本付きです。
チケット販売スケジュール
チケットの販売スケジュールは以下のとおりです。
各FCチケット先行受付:9月17日まで(取り扱いはS席のみ)
受付期間:2025年9月10日(水)12:00~2025年9月17日(水)12:00まで
当選発表:2025年10月9日(木)
※「Kis-My-Ft2 ファンクラブ」、 南條愛乃オフィシャルファンクラブ「ごきんじょるの 友の会」、「梶裕貴オフィシャルファンダム」by Replive、「北村諒Official Fanclub」のみです。
※「梶裕貴オフィシャルファンダム」はイープラスでの申込・購入です。
※「北村諒Official Fanclub」はローソンチケットでの申込・購入です。
LINE友だち先行抽選受付:10月22日まで
受付期間:2025年10月16日(木)18:00~2025年10月22日(水)23:59
一般先着受付:10月31日~
受付期間:2025年10月31日(金)18:00~予定枚数無くなり次第終了
対応プレイガイド:イープラス
観劇前にチェックしておきたい注意点
戯曲音劇『モモ』を観劇する際には、作品の世界観をじっくり味わうためのいくつかのポイントがあります。まず、本作は「音」で物語を紡ぐ“音劇”という独自のスタイルが特徴です。俳優の声や音楽、効果音の細やかな表現を大切にしているため、上演中の私語や物音は控えるようにしましょう。
また、上演中の撮影・録音は一切禁止されています。舞台上の演出には照明や映像効果が多く使われており、カメラやスマートフォンの光が俳優や観客の集中を妨げることがあります。マナーモードではなく、電源を完全に切るのが望ましいです。
作品は静寂の中で展開する場面が多く、セリフ一つひとつに意味が込められています。途中での入退場は極力避け、トイレや荷物の整理などは開演前に済ませておくのがおすすめです。さらに、『モモ』は時間の流れや人の心の変化を丁寧に描いた作品です。派手なアクションや大音量の演出は少なく、静かに耳を傾けるほど味わいが深まります。静けさの中にある豊かな表現を、ぜひ全身で体感してください。
まとめ
本記事では、戯曲音劇『モモ』の公演概要やあらすじ、キャスト、チケット申し込み方法について解説しました。
戯曲音劇『モモ』は、ミヒャエル・エンデの名作を原作に、朗読・芝居・音楽を融合させた新感覚のステージです。登場人物の心の動きや「時間」という目に見えないテーマを、“声”と“音”によって繊細に描き出します。南條愛乃をはじめ、北村諒、梶裕貴など、実力派キャストが織りなす表現はまさに「聴く演劇」と呼ぶにふさわしいものです。
静寂の中で響く言葉や音楽、光の演出が生み出す幻想的な世界は、観客の想像力を豊かに刺激します。舞台という生の空間でしか感じられない“時間の鼓動”を、ぜひ劇場で体感してください。