松田聖子
松田聖子は1980年に「裸足の季節」でデビューし、一躍トップアイドルの仲間入りを果たした。芸名は本名の蒲池法子から改められたもので、彼女の清純なイメージと時代を象徴するビジュアルは「聖子ちゃんカット」として社会現象にもなった。1980年代には「青い珊瑚礁」「赤いスイートピー」「渚のバルコニー」などの大ヒット曲を連発し、オリコン1位を30作以上獲得するという驚異的な記録を打ち立てた。ソニー・ミュージックアーティスツに所属し、作詞作曲家の松本隆や呉田軽穂(松任谷由実)とのタッグで独自の世界観を築いた。また、1985年には神田正輝と結婚し、娘・神田沙也加の誕生も大きな話題となった。結婚後も活動を続け、1990年代以降はセルフプロデュースに舵を切り、ジャズやクラシックのカバーにも挑戦するなど表現の幅を広げた。さらに紅白歌合戦には通算20回以上出場し、歌手としての地位を不動のものにしている。数々の音楽賞やゴールドディスク大賞を受賞し、2020年代に入ってもライブやメディア出演を重ねながら、長きにわたり支持を集め続けている。