KING BROTHERS(キングブラザーズ)は、1997年に兵庫県西宮市で結成された日本のロックバンドである。略称は「キンブラ」で、ケイゾウ(ヴォーカル・ギター)、マーヤ(ギター・スクリーミング)、シンノスケ(ベース)、タイチ(ドラム)の4人編成で活動を続けている。1999年にはアメリカのインディーズから全曲日本語の1stアルバムをリリースし、その後2001年に東芝EMIからメジャーデビューを果たし、ジョン・スペンサーのプロデュースによる作品も発表された。激しいライブパフォーマンスは「最も危険なライヴ・アクト」と称され、大音量と狂気が混じり合う「バーブドワイヤー・ブルース」スタイルで強烈な存在感を放っており、ホワイト・ストライプスやザ・ストロークスのツアーサポートや国内外フェス出演など、国際的な評価も得ている。2007年にはマーヤがモデルのリンダ、シンノスケと共にN’夙川BOYSを結成し、森山未來、長澤まさみ主演の映画『モテキ』に楽曲が起用されるなど大きな話題となった。さらに2009年3月25日には、彼らが敬愛するセックスピストルズのトリビュートアルバム『セックスピストルズトリビュート P・T・A! ~ピストルズ・トリビュート・アンセム~』に参加している。2024年にはオーストラリアでのツアーを6年ぶりに行い、限定LP『Hell Oh! OZ』もリリース、2025年には全国29か所を巡る「JAPAN TOUR 2025」を展開し、学生割引やアフターパーティ付き公演なども予定されている。結成以来、変わらぬ爆音とエネルギーでライブシーンを揺さぶり続けている。