吉田志門は名古屋出身で、東海高校卒業時に芸術文化功労賞を受賞したのち、東京藝術大学音楽学部声楽科を修了し、さらにミュンヘン音楽大学大学院独唱科を修了したテノール歌手である。2020年にはベルリンのRIAS室内合唱団に史上初の日本人団員として迎えられ、その後ベルリン・フィル大ホールでソロデビューを果たすなど、ドイツを拠点に国際的な舞台で活躍している。レパートリーは主にバッハの「マタイ受難曲」「ヨハネ受難曲」「クリスマス・オラトリオ」やモーツァルト「レクイエム」、ベートーヴェン「第九」、ヘンデル「メサイア」など宗教曲を中心に幅広く手がけ、端正で熱を帯びた歌唱スタイルが評価されている。2018年にはイタリア・ミラノで開催された国際コンクールで特別賞を受賞し、代役として抜擢されたバッハ《ロ短調ミサ》の演奏ではスタンディングオベーションを得た実績もある。2022年からはバッハ・コレギウム・ジャパンの演奏会やCD録音にソリストとして参加し、2024年には「ヨハネ受難曲」の福音史家役にも抜擢された。国内では横浜フィリアホールでのランチタイムコンサートや全国ツアー等も行い、室内楽的な演奏スタイルでも注目を集めている。名古屋から世界へ飛翔した若手テノール歌手として、2025年も国内外の主要音楽祭やリサイタルでの出演が続く予定であり、多くの聴衆を感動に導く期待の演奏家である。
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日程 | 都道府県 | 会場 |
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2025/10/19(日) 15:00 | 東京都 | 東京オペラシティ コンサートホール |