舞台『鬼滅の刃』は吾峠呼世晴による大ヒット漫画『鬼滅の刃』を原作とした2.5次元舞台であり、2020年1月に東京・天王洲銀河劇場で初演された。初演では小林亮太が竈門炭治郎を演じ、高石あかりが竈門禰豆子を担当。脚本・演出は末満健一が手がけ、原作のシリアスなドラマとアクション性を舞台上に再現した演出が高く評価された。続編として2021年には『舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆』が東京と大阪で上演され、その後も「無限列車編」「遊郭編」と物語に沿ったシリーズ作品が展開された。アクション指導や殺陣に力を入れ、義勇や煉獄、宇髄など人気キャラクターの立ち回りをリアルに再現することに注力している。観客を取り囲むような没入感のある演出や、プロジェクションマッピング、ワイヤーアクションなどの現代的舞台技術も積極的に導入されている。最新作『舞台「鬼滅の刃」絆の奇跡、そして柱稽古へ』は2024年に上演され、千秋楽は東京・TOKYO DOME CITY HALLで迎えた。シリーズを通じて主要キャストの交代はあったものの、炭治郎の成長物語と鬼との死闘を描いた舞台は多くの観客を魅了し、累計動員数も10万人を超える規模となっている。
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