Name the Night（ネームザナイト）は、2023年に活動を開始したロックバンドである。ボーカルの芦沢ムネトを中心に結成され、メンバーにはギターの佐々木亮介（a flood of circle）、ベースの村田シゲ（□□□）、ドラムの岡本啓佑（黒猫チェルシー）が名を連ねている。芦沢ムネトは俳優・声優としても知られているが、音楽活動においては彼の持つ独特の世界観と詞世界が楽曲に深みを与えている。バンド名「Name the Night」は“夜に名前をつける”という詩的な表現に由来し、夜というテーマを通して感情や物語を描き出すことを意識している。2023年7月に初の音源として配信シングル「Name」をリリースし、続く11月にはEP「NEON」を発表した。同EPには「NEON」「眠らない夜」「ラストナイト」などの楽曲が収録され、夜の都市に漂う感情や孤独、希望が描かれている。楽曲は佐々木亮介による骨太なギターサウンドと岡本啓佑のグルーヴィーなドラム、村田シゲのタイトなベースライン、そして芦沢ムネトの感情豊かなボーカルが融合し、都市型ロックとも形容される洗練されたスタイルを築いている。初ライブは2023年7月に渋谷WWWで開催され、その後も精力的にライブ活動を展開。2024年には東京・大阪でのワンマンライブも実施し、チケットは即日完売となるなど注目を集めている。また、バンドのヴィジュアルイメージにもこだわりが見られ、アートワークやMVにはネオンや夜景、光と影といった要素が頻繁に登場し、バンドの世界観を補完している。音楽性はオルタナティヴロックやシティポップの要素を取り入れつつも、メンバーそれぞれのバックグラウンドが色濃く反映され、独自のサウンドが確立されている。今後の活動やリリースにも大きな期待が寄せられている。
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