Panorama Panama Town（パノラマパナマタウン）は、2014年に結成された日本のロックバンドである。略称は「パノパナ」と呼ばれ、エネルギッシュで疾走感のあるサウンドと詩的な歌詞を特徴とする。メンバーは、岩渕想太（ボーカル・ギター）、杉山公章（ベース）、田村夢希（ドラム）の3人で構成されており、かつては加藤成順（ギター）が在籍していたが、2020年に脱退している。バンドのリーダー的存在であり、作詞作曲の中心人物でもある岩渕は、その独特な世界観と文学的表現が高く評価されている。所属事務所はアミューズで、メジャーデビューは2018年にリリースされたEP『PANORAMADDICTION』によって果たされた。初期の代表曲としては「Rogue」「フカンショウ」があり、疾走感と緻密なアレンジが若者を中心に支持を集めた。ライブパフォーマンスにも定評があり、全国各地のフェスやライブイベントに出演し着実に人気を獲得してきた。結成のきっかけは大学の軽音楽部で、メンバーがそれぞれ音楽的なバックグラウンドを持ちながらも、ロックを基軸に多様なジャンルを吸収し独自のスタイルを築いてきた点が特徴である。ギターの加藤脱退後も、トリオ体制で精力的に活動を続けており、楽曲の幅やアレンジ力も向上している。これまでに『Facing』『青春後悔』『Rhapsody in Blue』など多くの楽曲を発表しており、文学的かつ内省的なリリックと高い演奏技術で、邦ロックシーンにおいて存在感を放っている。2020年代に入ってもコンスタントに作品を発表し続けており、独自の美学を持ったロックバンドとしてファン層を広げている。
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