said（セッド）は京都出身の4人組ロックバンドであり、メンバーは佐合志保（ボーカル・ギター）、愛須理保子（ギター・コーラス）、森岡誠也（ベース）、尾島海地（ドラム）である。サウンドの特徴はノイジーなギターと重厚なリズム隊が織り成すオルタナティヴ・ロックであり、90年代のエモやグランジの影響を色濃く感じさせるが、それを模倣するだけにとどまらない個性がある。京都の音楽シーンに根ざしており、くるりやキセルといった同郷のバンドの流れを汲みながらも、独自の解釈でサウンドを磨き上げている。代表作にはシングル「Sunday」を含む楽曲群があり、歌詞やメロディーで直情的な感情表現を心がけている。ライブ・パフォーマンスではギターの歪みやボーカルの強弱のみならず、メンバー間のコーラス・ハーモニーやアンサンブルにもこだわり、オーディエンスの耳に残る構成を追求している。メジャー／インディーズの境界で活動しており、京都を拠点に全国にファンを広げつつある存在である。