waterweed(ウォーターウィード)は、2003年に結成された日本のメロディックハードコアバンドである。結成当初は大阪を拠点とし、DIY精神に根ざした活動で全国的な注目を集めた。初期メンバーはChihiRo(ボーカル/ベース)、Katsuta(ギター)、Yuta(ギター)、Naruki(ドラム)で構成されており、メンバー交代を経ながらも、現在も中心となるChihiRoを軸に活動を継続している。彼らの音楽性はメロディックハードコアに軸足を置きながらも、ポストハードコアやエモの要素を融合させたサウンドが特徴であり、国内のみならず欧米のファンからも支持を集めている。2013年にリリースされた1stアルバム「Landscape」でその存在感を示し、2015年の2ndアルバム「Brightest」はより洗練された楽曲構成と叙情性で高く評価された。さらに2017年の3rdアルバム「Brightest」がドイツのハードコアレーベル「ICE GRILL$」から欧州でもリリースされ、世界的な展開を本格化させた。同年にはヨーロッパツアーも敢行し、ベルギーやドイツなど複数の国でライブを行った。こうした国際的な活動の背景には、メンバー全員が英語詞での表現に力を入れ、世界のハードコアシーンとの接続を常に意識してきたことがある。2020年代以降もリリースとライブを継続しており、ジャンルの壁を超えて多くのフェスティバルにも出演している。また、社会的メッセージや自己表現の強さを内包した歌詞世界は、日本の若者を中心に深い共感を呼んでいる。現在も自主レーベルを中心に精力的な活動を続けており、インディペンデントシーンにおいて確固たる地位を築いているバンドである。
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